NOKOTO

南丹市に出逢いはなかった

中山 雄治

どうも、ゆーじです。
今回は「そうだ、田舎へ行こう。」企画で、京都府南丹市は園部に行ってまいりました!


いや~田舎に遊びに行くなんてワクワクします。このチラシを見る限り、ダーツの旅で訪れるかのような設定で街の人に声をかけて、街の魅力についてお伺いする、まさに夢のような企画!計画段階から心躍ることやんごとなし、ついに描いていた夢の一つが叶う…!! そこまで思わせてくれました。

ただ、そう思ったのが間違いでした。

ひとつだけあった、電車での出逢い

僕らは予定通り、(イベント開始10時にもかかわらず11時の電車に乗ったのは気にしない)京都駅に集まり旅をスタート!

城崎温泉行きてぇ~…という心の声をぐっとこらえ園部行き電車に乗車。こっち方面に向かう乗客はやっぱり少ないなぁと思いながらも出発を待っていると、観光目的ぽい中年~高齢の方々がたくさん乗ってきた。そしていつのまに車内は満員になり、「この人たちはどこへ行くんだろうか」という疑問を抱えたまま京都駅を出た。

「ちょっとここいいですか」

京都駅を出てしばらくして、オレンジの服にマスクをしたおばちゃんが僕の隣に座った。対面の4人席に3人で座っていたのでかばんをどかせて座っていただいた。なんとなく気まずかったのか僕らは何も話さず外を眺めていた。

電車は嵯峨嵐山駅に到着。しかし乗客はほとんど降りない。観光目的の皆様はどこへ行くのだろう、その疑問が一層強まったので口を開いた。「この人たち亀岡とかにいくんかなぁ、亀岡ってどこか観光地的なところあったっけ」「もしかしてみんな園部行くんかな」「園部こそなんもないんじゃない(←失礼)」と会話していると、

「話加わってもいい?」

と隣に座ったおばちゃんが声をかけてきた。

「どうぞどうぞ」

これは面白い展開。

話をお伺いすると、亀岡にはトロッコ列車の駅があり景色を楽しみたい観光客がよく訪れるそう。また保津川下りの場所もあり、その辺りで降りられる人が多いのだそう。そう語る山本さん(お名前お伺いした!)はなんと園部の人で、生まれも育ちも園部だという。これはチャンスだと思い、園部の美味しいお店をお伺いすると「うを亀ていうお店があるから、よかったら連れて行こうか」と誘ってくださった!なんてありがたいんだ!!僕らは二つ返事でお礼を言い、お車に乗せて頂いてお昼ごはんに向かった。

せっかくだから生身天満宮も見て行ったら?とごはんの前に園部で有名な神社に連れて行ってもらった。

園部はもともと城下町で、菅原道真がこの土地の城主と仲が良く交流があり、この天満宮は、菅原道真が唯一まだ生きている時代に生き祠として祭祠としたことから「生身天満宮」と言われ、全国に1,2000ヶ所ある天満宮の中で1番古い天満宮とされているのだそう。

正直僕はどこの神社も同じだろうと思っていたんだけど、ここはめちゃくちゃ趣がありました。

お祈りしたあと本殿を三周することによって願いが叶うとされていると伺い、さっそく歩いています。ここには古ーい詩や絵などがたくさん飾ってあり歴史を感じました。こういう昔からの遺産が残っている地域ってすごく良くて、そこに住む人達が長い間守り続けている伝統や文化がその地域固有の特色になるし、とても魅力に感じます。私もそういう伝統や文化を守る感覚を大事にしたいなと改めて考えました。

生身天満宮をあとにし、再び山本さんのお車に乗らせていただきランチにお勧めの「うを亀」へ向かった。平日のお昼にも関わらずとても盛況しており、20分ほど待つことに。ここで山本さんとはお別れとなりお礼を述べた。

「本当にありがとうございました!」 本当に優しい御方で、私用の帰りにもかかわらず見ず知らずの若い三人組を車に乗せ、園部の案内までしてくださった。まさか電車でこんな展開になるとは想像もしておらず、奇跡的な出会いになった。

 寂寥感の始まり

うお亀で美味しいごはんを食べた僕らは、近くの公民館で作戦会議をした。少し行ったところに町屋公房やカフェがあることがわかったので、その道筋を歩くことにした。

それにしても寒い。もう2月だというのに日本列島には大寒波が押し寄せ、この地域には雪がちらついていた。そのせいか外を歩く人はほとんどおらず、僕らの脇を車がびゅんびゅん通り過ぎていく。「第一町人発見!」的なことをしようにも、まず人が歩いておらず、そもそも電車内で第一町人と交流してしまったので想定外にもほどがある(いい意味で)。そんなことを考えながら街を歩き続けた。

15分ほど歩くと予定していた道筋辺りに着いた。この街のメインストリートであることを思わせるきれいな石畳が敷かれていた。が、道には誰も歩いておらずお店も全部閉まっていた。寒すぎてお客さん来ないから開ける必要ない、と言わんばかりの雰囲気だった。

数々の「何だコレ」

たしかテレビ番組で地域にある「何だコレ!?」を紹介する番組があったような…それに出てきそうなモノがあったので紹介していきます。まず写真の「歩道」。普通は横に白い線が等間隔に入っている横断歩道だと思うのだが、ここはなぜか手間をかけて文字を書いている。このほうがわかりやすいのかな、と考えたけども、なんか変な感じだった。

「はんぱ家具」。ふきっさらしの駐車場で販売。いずれも1,000円!!中央に置いてあるピンクの椅子とか流行りでオシャレなのに1,000円とか安すぎ!買いたくなったけど持ち帰りに困るし、ふきっさらしで劣化してそうだからやめた。てかそのゴリラ置いたの誰だ!?

斬新な販売方法…笑。もはや1,000円でもなく「もらってください」。駐車場にマットレスを堂々と販売している家具屋さん初めて見た。売れるのかな、いや売れないよな、だれかもらっていくのかな、いやもらわないだろう、そう思いながら中を覗いてみたけど誰もいなかったので先へ進んだ。

散歩してるとこんな街路樹(植物)に遭遇。ぜひ拡大して見てほしい。とても気持ち悪い。まるで宇宙生命体が園部侵略を始めたかのようだ。思わず気をとられてしまったからパシャリ。得体のしれない植物はいいから早くヒトに会いたい…。

スナック?を発見。まるで物語の入口かのような厚いとびら。きっとこの向こうにはピンクや黄色やパープルといった星や虹が飛び交う、夢のような世界が広がっていることでしょう。(あながち間違っていないのでは)

乾電池の自動販売機。需要あるのかな…。もはや腐ってるけど大丈夫なの??値段設定もおかしい気がするし、本当に買えるのかも微妙なところ。そして右上の文章に注目!なんとまとめ買いができるのだ!えーとなになに、お金は一度に入れることができ、販売口に3個までなら貯めらます。それ以上貯めると詰まってしまう…ふむふむ、わかりにくいわ(笑)「販売口に3個以上貯めないでください」でいいじゃないか(笑)というなんともツッコミどころ満載の乾電池販売機でした。

舞台は園部に代わって同じく南丹市の日吉という地域。駅降りてすぐにおみやげ屋さん発見!したけどシイタケ菌販売してるの!?と気になり潜入。入ってみると、あれ?おみやげ屋さんなんてないじゃないか、だまされたー。って思ったらシイタケ菌もないじゃないか!なんだこの建物は、と思ったら産業振興会的な人たちがデスクワークしていたので、察してそっと外に出た。

園部に戻って駅近くの看板。何が気になるって全部よね。ビジネスホテル「リーズナブル」ってほんまに安いんか?に始まり(実際見ると1泊6,000円~と全然リーズナブルじゃない)、1階にはとりあえずLOVE&PEACEと叫んであり、3階でビビッドときて、屋上でビヤーガーデン。そう、ビヤーガーデン。都会かぶれの田舎人が調子乗るからこんなことに…。っておっと危うく園部民をディスって敵に回すところだったぜ、、そんな田舎暮らしに興味のある23歳僕です。笑

南丹市まとめ

というわけで、第一弾「そうだ、田舎へ行こう」企画で京都府南丹市に来た感想を一言にまとめると、”寂寥感”。

なんともツッコミどころが多い田舎だなぁという感想なんだけど、冬という季節もあって、ヒトとの温かい出逢いがもっと欲しかったなぁという印象。町行く人はみんな車移動だし、思ったより田んぼや農地が少なかった。もちろん何人かは歩いている人もいたけれど、川沿いとか寒すぎて、耳を塞ぎながら逃げるように帰る人もいた。笑 そんなこんなで僕たちも芯(心)の芯から冷えてしまったので最後は日吉スプリングという施設の温泉に浸かって帰ってきた(とてもいい湯だった)。

こんな寒い時期に田舎に遊びに行こうという神経がおかしいのかもしれないけれど、また南丹市は園部と日吉だけじゃなくて、かやぶき屋根の町並みで有名な美山地区や、総合レジャー施設の「るり渓」もあるんだけれども、僕らが見た南丹市もリアルな南丹市であって、今回自分の目で見て感じた南丹市の感触も大事にしたい。僕らはこの企画を通して田舎暮らしのリアルや実際の住まいについて、学ぼうとしている。その意味では今回実際に行ってみてわかったことは大きかったし、これからも続けていきたいと思う。

というわけで、次回もお楽しみに!!

つぎはあなたの町かもしれません。

乞うご期待☆

今回辿ったルート

京都駅~(電車)~園部駅~(山本さんの車)~生身天満宮~(山本さんの車)~うを亀でランチ~(徒歩)~公民館~園部散策(徒歩)~園部駅~(電車)~日吉駅~(徒歩)~日吉スプリングで温泉~(徒歩)~日吉駅~(電車)~京都駅

では


中山 雄治